行政書士法人あさあけを設立して、早、1年半が経過しました。
今や行政書士3人に補助者2人が加わり、5人体制となりました。
最近は、頻繁に相談もあり、業務依頼も増えてくるなど、日々奮闘しています。
得意分野である警察関係許可申請(車庫証明、風営許可、承認変更等)のほか、自
動車登録業務や遺産相続業務なども増えてきています。
特に、遺産相続については、高齢化社会を反映して、「終活」を意識されている
方も多く、相談も増えているのが現状です。
確かに、死後のことってあまり考えたくはないですが、死後に家族が揉めないよ
うに、生前にきちんと整理しておきたいという想いもあります。
などと考えていると、自分の場合、相続税って発生するのかなどなど、考えるこ
とが山ほどに出てきます。
ちなみに、相続税を納める必要がある人は、令和5年のデータでは、10人に1
人だそうです。
たくさん資産をお持ちの方は、生前から相続の意識は高く、税理士さんや司法書
士さんに相談している人が多いように感じます。
しかし、相続税を納税する必要がない方が全体の90%で、そうした方は相続に
ついて、漠然とした思いしかないように感じます。
実際、遺産相続の手続きをやっていますと、相続税の納付には至らないものの、
土地、家屋、貯金、タンス預金、有価証券、車両、貴金属などは、全て遺産となり
ますので、その洗い出しが大変なのが実情です。
また、生前の契約関係も解除、打ち切りの手続きや借金も相続の対象となります
ので、死後の手続きは、生前に整理されていないと残された相続人に大きな負担と
なってきます。
行政書士を始めて気づいたことは、生前に弁護士、税理士、司法書士の資格者の
方々と深くお付き合いをしていない方が多く、いざとなった時に誰に相談すればい
いのかと困られる方が意外に多いことが分かりました。
こうしたお困りの時は、まず地域の行政書士に相談するのは一番良いのかなと感
じています。
我々、行政書士は弁護士、税理士、司法書士、ファイナンシャルプランナーなど
と、平素からお付き合いがあり、ネットワークを有していますので、相続内容によ
ってご紹介をさせていただくことができます。
こうしたことから、行政書士を地域の相談プラットホームとしてご利用いただけ
れば、相続に限らず、非常に便利な存在ではないかと感じています。
私自身も60歳後半を迎え、そろそろ終活体制に入っていこうと思っています。
まずは、ネット関係のいくつかのIDやパスワードをきちんと整理してメモ化してい
くことや遺産分割がスムーズにいくようにわずかな資産の記録化や証書類の確認な
どを行っています。
最後になりますが、長寿社会でありますが「備えあれば憂いなし」です。皆様方
の長寿を祈念しつつ、元気なころから備えていただけることをお願い申し上げます。
今後は、定期的に当法人の近況や皆様のお役に立つような話題があれば、投稿し
ていきたいと思っていますので、引き続きご愛顧いただけますようお願い申し上げ
ます。
行政書法人あさあけ 代表 伊藤 正彦

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